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思いつくことなど
皆さんは司馬遼太郎さんの「21世紀を生きる君たちへ」
という文章をお読みになったことがありますか。

この文章は、小学生むけのある教科書に載せるため、司馬さんが書かれた
物なのですが、残念ながらその教科書を採用した小学校は一校も
なかったそうです・・・

僕はたまたま何年か前、書店でこの文章の単行本(といってもサイズの大きな、
ちょうど子供向けの図鑑のような装丁の本でしたが)を買い求め
繰り返し読みました。

司馬さんの暖かい心のこもったすばらしい内容で、正にこれからを生きる
小学生一人ひとりにむけ、司馬さんがそこにいて語りかけているような、
そういう文章でした・・・

そのような価値ある文章が、小学生の目に触れることなく
埋もれてしまうのは本当に惜しいことだと思います・・・

僕は子供達がもう少し大きくなったら、ゆっくりと読んであげようと
思っています。
(2006年11月14日)
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