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思いつくことなど
日曜日の夜『情熱大陸』というテレビ番組をみました。

石井一男さん

神戸在住の画家さんなのですが、その人となり、暮らしぶり、作品、
全てに僕は深く感動しました・・・

ここまで慎ましやかに、一心に絵をかくことだけに専念し、
そして余分なことは一切求めない、こんな孤高の才能が49歳まで
世にでず埋もれていたことに驚きます。

もし画商の島田さんと出会わなければ、石井さんの絵は誰の目に
触れることなく土に帰っていたことでしょう。

石井さんは決して自らの才能を世に訴えるという方ではなく、
島田さんのお人柄が石井さんを引き付けた・・・きっと
そのように導かれた出会いだったのでしょう。

49歳まで世に出なかったということが、すでに石井さんの
人となりを語っているように思いますし、そんな石井さんの
絵だからこそ僕はその絵に深く感動するのでしょう。

『奇蹟の画家』(後藤正治 著)講談社刊

石井さんの絵・・・事務所に届くのが楽しみです。

「家」という題、ずっとみていたくなるような絵です。

(2010年1月19日)



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