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ひとまずのトレンド反転
皆さん、こんにちは。

先月7月11日に原油価格(WTI)が145ドル台をつけてから
ほぼ一ヶ月が経ちしました、昨日8月11日のWTI終値は115ドル台ですから、
この間、原油の下落率は20%を超えたことになります。

昨年8月以降約1年間続いてきたコモディティ買い、ドル売り、株売り
のトレンドがひとまず反転したようですね。

ご参考までに直近1ヶ月の株やコモディティ、為替などの動きを
ざっと計算いたしますと。

■コモディティ
・WTI原油   145.55→115.22(-20.8%)
注)左側の数字は2008年7月11日終値、右側の数字は同8月11日終値、
単位省略、( )内は変化率、以下同じ。

・金  960.6→828.3(-13.8%)
・銀  18.38→15.33(-16.6%)
・CRB 461.43→385.13(-16.5%)

■為替
・ドル/円   107.14→109.73(+2.4%)
・ユーロ/ドル 1.5784→1.5075(+4.5%)

■株
・NYダウ    11,100.54→11,782.35(+6.1%)
・独DAX    6,153.30→6,609.63(+7.4%)
・印Sensex   13,469.85→15,503.92(+15.1%)
・香港ハンセン 22,184.55→21.859.364(-1.5%)
・上海総合   2,856.63→2,470.07(-13.5%)
・日経225   13,039.69→13,335.87(+2.3%)
・韓国総合   1,567.51→1,581.09(+0.9%)

■債券
・米国10年債利回り 3.971→4.002(+0.78%)


とこのようになりました。

CRB指数の-16.5%に代表されるように、明らかにコモディティから
マネーが流出する一方で、ドルと株は買い戻されつつあります。

コモディティで腹いっぱい稼いだヘッジファンドの次のターゲットは、
まずはドル買い、株買いというところでしょうか・・・

米国の金融機関の四半期決算も通過し、当面サブプライム問題が
市場で話題になることは少なくなるでしょう、次回7-9月期決算の発表は
10月ですから、それまではこの新しいトレンドが続くのでは
ないでしょうか。

ご参考までに、各指数のちょうど一年前の値を挙げさせていただきます。

・WTI原油  70.74
・金  709.7
・銀  12.690
・CRB  310.91
・ドル/円  118.0
・ユーロ/ドル  1.3686
・NYダウ  13,239.5
・独DAX  7,343.2
・印Sensex  14.868.3
・香港ハンセン  21,792.7
・上海総合  4,749.4
・日経225  16,764.1
・韓国総合  1,828.5
・米国10年債利回り 4.812


(ただし単位省略、いずれも2007年8月10日時点の値)

では、今回はこのへんで。
(2008年8月12日)




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