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この揺らぎの世界で

みなさんこんにちは。

私たちが日々生きてゆく日常で、
なかなか意識しづらいことではありますが、
世の中で起きるあらゆる現象は、揺らぎの
なかにあるといえるのではないでしょうか。

例えばお天気。

地球上に並べられた陸と海の形は、
もう何万年も変わっていないはずなのに、
お天気は一日として同じではありません。

ほんの僅かな気圧配置の違いで、
雨が降ったり晴れたり、風が吹いたり・・・

あるいはパチンコ玉の軌道。

何千発も打っているのに、
一つとして同じ軌道を描くことはなく、
好き勝手に飛び跳ねて落ちてゆく・・・

あるいは私たちが踏み出す一歩。

いくら同じ歩幅で歩こうとしても、
厳密に測ると恐らくミリ単位で幅は違うはず。

もしかしたらあらゆるものには揺らぎがあり、
その揺らぎの組み合わせのなかで、時は流れて
いるのかもしれませんね。

流れる時のなかで、どこに始点があるのかよく解りませんが、
始点における僅かな揺らぎは、時の経過とともに増幅され、
さらに他の揺らぎ達とも複雑に絡み合い、そしてさまざまな
未来を織りなしてゆく・・・

私たちが時おり予想だにしない驚天動地の出来ごとに
遭遇するのは、このためではないでしょうか。

その意味で想定外は必ず起きる。

想定外、想定外・・・

確かに想定外のことが起こり得るのが揺らぎの
世界ですが、想定の放棄を想定外という安易な言葉で
ごまかすことは怠惰と同義だと私は思います。

想定外という言葉は、極限まで揺らぎを想定しようと努力
したものにだけ、使うことを許された言葉ではないでしょうか。





では、今回はこのへんで。

(2012年3月27日)




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