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資産運用のためのカラーストーン収集アドバイス

●ダイヤは投資対象としてふさわしいか

日本人はダイヤモンドが好きですね・・・特に婚約指輪といえばダイヤが定番です、その影響もあってか、日本ではダイヤは宝石の王様のような位置づけになっているようです。海外でもダイヤはそれなりのステータスをもっているようですが、例えば日本のように「婚約指輪=ダイヤ」というほどではないようです。ではなぜ欧米でのダイヤモンドの評価は、それほど高くないのでしょうか。

最大の理由は、ダイヤモンドの巨人であるデビアス社によって、いまだに相場がコントロールされている点ではないかと思います。かつて同社はダイヤ市場で90%ほどの占有率をもっていましたが、いまでは40%程度まで下がっているといわれます。それでも同市場における価格コントロールは効いており、事実上いまでもダイヤの相場には、デビアス社の意図が働いているといってよいでしょう。

このようにコントロールされた相場は、おそらく本来の需給によって形成される相場からかけ離れており、欧米の消費者(あるいは投資家)は、その認識のもとにダイヤを見ているといってよいでしょう。ですから欧米において、ダイヤはさほど魅力的な対象、とくに投資対象にはみえないのかもしれません。

観賞用あるいは装飾品としてダイヤをお買いになるなら、今後の相場などあまり気にする必要はないのでしょう。が、もし皆さんが観賞用以外の用途、即ち投資対象としてダイヤをみるなら、ダイヤは必ずしもふさわしくないと私は思います、事実上デビアス社によって統制された市場での投資は、いわば同社によってその運用成果を決められているに等しく、なにも好んでそのような市場で大切なお金を運用する必要はないのではないでしょうか。

●ではどのような宝石が投資に向いているか

宝石はコインと同じく、希少性がその価値の源泉です。また世の中にあるあまたの現物資産の中でも、その持ち運びの容易さ、さらに美しさといった点で群を抜いているように思います。ただ上記のように宝石の価値の源泉は、その希少性にあるという点を考えますと、そこに自ずと「どのような宝石が投資に向いているか」についての答えは見えてくるのではないでしょうか。

そのような観点で宝石をみる場合、一つ重要なポイントがあることが解ります、例えば同じ現物資産であるクラシック・コインと比べてみましょう。コインの場合(偽造しなければ)新たに作ることはできず、いったん収集家の手に収まってしまえばそれっきり、所有者が売りに出さない限り、私たちはコインを手にすることはできません。これに対して宝石はどうでしょうか、コインと宝石の違いはここにあると思います、コインは上記のように新たに作ることはできませんが、宝石は違います。鉱山があり、そこで掘る人がいる限り、新たな宝石は次々に市場に出てくるわけです。

その時点で希少性が高いと考えられていた宝石も、このように新たな鉱山が開発されれば、その希少性が損なわれるという可能性については意識しておくべきではないでしょうか。

ただし宝石というものは、世界中どこを掘っても出てくるというものではありません、かつて海の底にあった石灰質に、アルミやクロムといった金属が抱かれ、なおかつ数十億年という単位の時間をかけ、高い圧力と熱が加わることによって結晶は成長してゆきます。しかもその石灰層が地殻の変動によって地表付近に現れ、はじめて人間が採掘可能な状態になるわけです。

ですから世界中どこにでもというわけにはゆかず、例えばルビーであればミャンマーの、さらに一部の地域。あるいはタイやアフリカのモザンビークなど、特殊な環境がそろった地域でしか産出されません。

ただし世の中にはさまざまな宝石があります、例えばタンザニアで知られるタンザナイトは美しいブルーのカラーストーンではありますが、残念ながら希少性は高くはありません。
一方でルビーはその産地が限定されており、希少性が極めて高いカラーストーンであるといえるでしょう。このことはサザビーズやクリスティーズといったオークション会社が開催する、ジュエリー・オークションをみてもよくわかります。主催者はオークション開催の前に、オークションカタログを作りますが、それらをみますとどのオークションでも、赤いルビーの掲載は数点にすぎないことがわかります。

このことからもルビーが他の4大宝石仲間であるサファイアやエメラルド、ダイヤモンドなど比べ、その希少性において、抜きんでた存在だということが解ります。

ただしルビーであれば何でも価値が上がるというわけではありません、まずは熱処理を加えた石は、いくら美しくても、またいくら大きくても、買値より高く売れることはないでしょう。ルビーの加熱処理は昔から行われてきた技術ですが、これによって石の色合いは劇的に深みを増します、加熱処理について知識がない消費者は、ただその美しさ、安さに魅かれて購入してしまうケースをよく見ます、くれぐれもご注意ください。

非加熱のミャンマー産ルビー、1.29カラット

加熱処理は論外ですが、産地もまたルビーの価値を決める大きな要因です、先ほど申しましたがルビーの結晶が生成されるためには、特殊な環境が必要です。最高の石を産出するミャンマー、なかでもモゴック地方はそのような条件を備えた唯一の地域だといえるでしょう。インド大陸がアジア大陸にぶつかってできたのがヒマラヤ山脈ですが、その衝突の過程で高い圧力が地層に加わり続け、なおかつその衝突エネルギーは熱へと変換されます、ここうして長期に及び石灰層に圧力と熱が加わり続け、時間の経過とともに、ごくわずかずつルビーの結晶が育ってきたのでしょう。さらに本来海の底にあったこれらの石灰層は、大陸同志の衝突によって褶曲し、その一部が地表に現れるに至る・・その場所がミャンマーであり、さらにいえばモゴック地方だったというわけです。

ただ長年にわたりルビーは掘られ続けた結果、特に3カラット以上の石が新たに見つかることは稀で、2カラット程度の石でも滅多にみることはできません。今でも同地から海外に僅かずつ流出している石は、かつて鉱山を所有していたファミリーが、その家産の一部を一つずつ取り崩したものだと聞きます、余談ではありますが、彼らにとってももちろんルビーの価値は高く、一つのルビーを市場に流すだけで、そのファミリーは数世代にわたって生活できるそうです。

●現在の相場はいかほどなのか

ではこのルビー、今の相場は一体いかほどなのでしょうか、状態や産地によって数倍、あるいは数十倍の価格差が出てまいります。例えば同じ1カラットの石でも、モゴック産最高品質のものであれば50,000ドルほど、これに対してタイやベトナム産であれば、例え品質が良くても10,000~20,000ドルがせいぜいではないでしょうか。さらにモザンビークの色の淡い石であれば、数千ドルといったところでしょう、このような低品位の石は加熱処理を加え、御徒町や銀座の店頭で売られることになるわけです。

また石のサイズが大きくなれば価格は加速度的に高くなります、もしまったく同じ品質の石があったとすれば、1カラット程度までは重さと価格はほぼ比例すると言ってよいでしょう。ところが1カラットを越えてまいりますと、上記のように価格は加速します。仮に1カラットが500万円なら2カラットが2500万円、3カラットになりますと1億円円といったイメージです。ルビーは性質上、結晶が大きく育ちにくく、3カラットを越えることは稀です、そのような点で3カラット越えの価格は急に高くなるわけです。

非加熱の大粒ルビー、ミャンマーのモゴック産、3.02カラット、レッド

上記のような非加熱の大粒ルビーはミャンマーでも年々数が少なくなっていますし、今後ますます入手は難しくなるでしょう。

●今後のルビー相場と出口戦略

以上のような理由で、皆さんがもし3カラットほどの非加熱ルビー、さらにモゴック産の石を目にされる機会があったとすれば、それはおそらく良い投資のチャンスではないかと思います、もちろん品質の高いモゴック産であれば、1カラット程度の比較的小粒の石でも検討に値するでしょう。

現物嗜好が高い新興富裕層の台頭、日米欧によるエンドレスにもみえる紙幣の印刷・・このような世界経済の大きな流れをみておりますと、やはり一定の現物資産への投資を検討せざるを得ないのではないかと思います。

ただしコインや不動産と同様、宝石に関しても出口を意識しておかれたほうがよいでしょう、もちろん出口など想定せず、次世代にその出口をゆだねるという考えもあっていいと思いますが・・・もし購入後の売却を考えるとしたら、一つは購入された宝石商は有力な候補です。彼らは少なくとも売却時にその価値を知って売却しているわけですから、売却時もよい相談相手になってくれるでしょう。二つ目の選択肢は海外のオークションです、日本でも毎日オークションやシンワ・アートオークションなど大手のオークション会社はありますが、日本でこれら宝石の本当の価値が正当に評価されるかどうか、その点についてははなはだ疑問です。

これに対してサザビースやクリスティーズは世界のリッチ層が顧客です、彼らはまず加熱処理された石の出品は認めません、そもそも出品できるのは非加熱石のみです。また入札者側もモゴック産ルビーの価値はよく知っていますから、落札相場は自ずと正当な評価になりやすいといえるでしょう。上記2社のようなオークションハウスの場合、専門の鑑定人がおり、産地や熱処理の有無など、たとえ鑑定書がなくても判断してもらうことができます。が、もし皆さんがこのようなルビーを入手された場合、将来の出口そなえ国内外の大手鑑定会社からの鑑定を受けておくに越したことはありません、鑑定書には石に対するグレーディングから、加熱処理の有無、産地に至るまで細かく表記されますから、将来の出口戦略は描きやすくなるでしょう。

●サファイアとスピネルもねらい目

上記のようにミャンマー産の非加熱ルビーは大変な高価になってしまいましたが、サファイアなら手が届くかもしれません。

以下は上記National Gemstone社サイトに掲載されている、ミャンマー産の非加熱サファイアの価格推移です。

  • 2000年 USD 5,000
  • 2005年 USD 7,000
  • 2010年 USD 10,000
  • 2014年 USD 15,000

注)ミャンマー産最高級サファイアの、1カラット石の概算店頭価格です

ルビー同様サファイアも、ミャンマーのモゴック産が現状における世界最高級品ですが、上記のように1カラットの最高級石が、今でもUSD20,000以下で購入可能です。同程度のミャンマー産ルビーは先ほどのようにUSD50,000もいたしますので、ルビーに比べると手ごろ感はあります。

ミャンマーのモゴック産非加熱サファイア、3.1カラット、ロイヤルブルー
ロイヤルブルー色は深く透明度の高い青で、英国王室に愛されたサファイアの最高色です

それでもまだまだ手が届かないとおっしゃる方は、スピネルがよいでしょう。

日本ではスピネルはなじみのない宝石ですが、ヨーロッパでは大変人気があり、世界の5大宝石の一角を占めています。ちなみにイギリス王室の王冠のど真ん中に鎮座する赤い石がスピネルです。

さてそのスピネル・・・ここのところ上記ルビーやサファイア同様急騰中です、以下はミャンマー産の最高級スピネルの価格推移です。

  • 2000年 USD 2,000
  • 2005年 USD 3,000
  • 2010年 USD 4,500
  • 2014年 USD 6,000

注)上記同様、ミャンマー産最高級スピネル、1カラット石の概算価格です

ミャンマーのモゴック産、最高色のスピネル、3.05カラット

1カラット程度の小粒の石でも、品質の高いビルマ産レッドスピネルなら、資産価値は十分ありますし、今後の価格上昇にも期待ができます。ここでご注意いただきたいことを一つだけお話いたしましょう、私は上記でスピネルやサファイアの相場について、例えば1カラットの石の場合USD5,000といった感じでお話ししましたが、先ほどのルビー同様、重さと価格は正比例の関係にはありません、例えば1カラットの石がUSD5,000だとしたら、2カラットの場合はUSD10,000、3カラットになればUSD50,000というように、加速度的に価格が上あがるのが一般的です。なぜなら宝石の価格は稀少性よって決まるからです。最低限このような知識をお持ちいただいた上で、カラーストーンへの投資を始めていただければと存じます。

●弊社が提供するサービスについて

カラーストーンはコインと同様、最初のうちはなかなか相場観が持てないものです、例えばタイやインドに行きますと、多くの日本人が法外な価格でダイヤやルビーをお買いになっている場面に出くわすことがあります。観光客相手のお店は、たとえそれが政府系資本によって運営されていたとしても注意が必要です。宝石に対して専門知識や経験がない方にとって、観光地や怪しげなお店で宝石を買う行為は、かなりリスクが高いといってよいでしょう。弊社ではコイン同様カラーストーンの購入アドバイスをお受けしております、長年の付き合いのなか培った信頼のおける宝石商や現地のバイヤー経由で、しかもGIAや中央宝石研究所など世界的な権威によるミャンマーの産地証明(もちろん非加熱証明も含みます)が付いた宝石を厳選し、皆さまが適正価格でお買いいただけるよう、第三者の立場でアドバイスを行います。なお本サービスに関する費用は、「資産運用のためのアンティーク・コイン収集アドバイス」と同じく、以下の通りとさせていただきます。

カラーストーン収集アドバイスに関する料金規定について

一回の購入額が100万円以下の部分⇒購入額の3%(+消費税)
一回の購入額が100万円超300万円以下の部分⇒購入額の2.5%(+消費税)
一回の購入額が300万円超の部分⇒購入額の2%(+消費税)
一回の購入額が500万円超の部分⇒購入額の1%(+消費税)

ただし「資産運用設計契約」をお結びいただいている方は、上記価格の20%引きでお受けしております。

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