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思いつくことなど

「一寸先は闇」とはよく言ったものです、
長い間投資を続けていれば、何度もそのような
場面に出くわします。

きっと皆さんも同じ経験をお持ちではないでしょうか。

ではそのような場面に備え、私たちが何か事前に
準備できることがあるのでしょうか。

私はあると思います。

ただし「一寸先の出来事を予想する」という意味の準備ではありません、
逆に「一寸先は予想できない」という前提で行う準備です。

金融システムの混乱に強いとされる現物資産、
例えば不動産や貴金属、稀少コインなどを常に一定額持っておくこと、
幸いにして手持ちの株やETFが上昇した場合、一部を売って
このような現物資産を買い増しておくこと。

円建て資産ばかりにお金を集めず、常に一定額を外貨建てで
保有すること。

株やコモディティなど景気の変動に身をゆだねるタイプの
資産だけでなく、一部はマーケット・ニュートラル型や、
マネージド・フューチャーズなど、ヘッジファンドにも
分散しておくこと。

平時においてこのような準備をしておくだけで、
一寸先にある危険から自分や家族を守ることはできると
私は思っています。

(2016年6月22日)






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