ホーム > 思いつくことなど > お勧めの本、藤沢周平の一茶
思いつくことなど

この歳になって藤沢周平の本を初めて読みました、
何冊か読んでみたのですが、人気があるのはよくわかります。

ここまでで面白かったのは「一茶」という本で、
俳人の小林一茶の人生を描いたものです。

小林一茶といえば

「雀の子 そこのけそこのけ お馬が通る」

のように素朴で暖かい句が多く、きっと一茶自身も
そのような人生を送っただんだろう程度にしか思っていませんでした。

でもこの本には意外な一茶の人生が描かれていて、
例えば継母の子(義弟)との相続争いの場面では、一茶は
意外な図太さや金銭に対する強い執着を見せたリします。

僕の一茶に対するイメージは崩れましたが、
人間が持つ多面性をよく描写できてるのかもしれないと
思いました。

是非皆さんも読んでみてください。

藤沢周平著「一茶」です。

(2017年5月24日)






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