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思いつくことなど

今回のメルマガで久しぶりにコインの話しをしっかりと
書いた感じすが、まだ物足りません。

本文で旧20円,旧10円のお話をしましたが、
その仲間の旧5円、旧2円の上昇も凄いものがあります、
3年前20万円以下で買えた未使用の旧5円は、いまでは20万円台で
買うのが難しくなってきました、いつものことながら
もっと仕込んどけばよかったと後悔します。

一方で明治金貨なら何でもOKというわけでは
ありません、明治政府は明治30年から金貨のデザインと
額面を一新し、「新明治金貨」に切り替えました。

僕などはこの新金貨をみると、悲しくなってしまいます、
最高額の新20円金貨のサイズが16グラムで旧10円金貨と
同等ですし、デザインも何だか平坦でつまりません、
明らかに”手抜き感”がうかがえます。

鋳造枚数の多さも半端ではなく、最高額の新20円でさえ、
明治期に鋳造されたものだけで1000万枚を越えます。

そのようなこともあってかこの新金貨、やはり人気は
イマイチで、相場の上昇もさほどではありません。

もし皆さんが明治金貨をお買いになる機会があれば、
少々高くても旧金貨をお買いになることをお勧めしたい
と思います。

(2015年2月17日)






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