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師走に思うこと

みなさんこんにちは。

資産の持ち方に関する考え方は、
本当に人それぞれだと思います。

不動産が大好きで、大きな借り入れを起こして
不動産を次々購入する人。

あるいは為替が大好きで、FXの証拠金取引に
のめり込む人。

そんなギャンブル体質の人もいれば、
一方でリスクが嫌いで全額を定期預金に預け、
まったく投資をしない人もいます。

それぞれリスクの形態は異なりますが、
皆さんリターンに見合ったリスクを、必ずとっている
といってよいのではないでしょうか。

上記の例で申し上げると、一番わかりやすいのはFXですね、
日々大きな価格変動にさらされるのは、
皆さんご承知の通りです。

続いて不動産はどうでしょうか。

不動産は地震や災害などによって、物理的に価値が
減少してしまう可能性があります。

価格変動が表面から見えず、なおかつ長期にわたって定期収入
を得られる可能性はありますが、その対価としてそのような
リスクを背負っているわけです。

では定期預金はどうでしょうか。

一見リスクをとっているようには見えませんが、
決してそんなことはありません。

日本の銀行は大量の国債を保有しておりますので、
国債の価格が下落しますと、銀行の資産は劣化いたします。

場合によってはそのことによって、定期預金の
価値が毀損する可能性も否定はできません。

いまは1000万円まで、政府によって払い戻しが保証されていますが、
震源地はその政府自身なのですから、
預金も完全にリスクゼロとはいいきれないわけです。

つまり一言でいってしまえば、世のなかのあらゆる金融商品には、
なんらかのリスクがあるといってよいでしょう。

そしてそこから得られる収入は、保有者がそのリスクの
対価として得ているに過ぎません。

小さいリスクから小さいリターンをがえられ、
大きなリスクからは大きなリターンがえられる・・

ただそれだけのことではないでしょうか。

どんなに思い入れがある金融商品であっても、
あるいはどんなに安全にみえる金融商品があっても、
お金を集中させてしまうことは危険です。

世界の金融システムが不安定さをますなか、
求められるのは質的かつ地理的な分散に尽きるのでは
ないでしょうか。




では、今回はこのへんで。

(2011年12月1日)




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