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2014年型ポートフォリオを考える

みなさん明けましておめでとうございます!
今年もご愛読どうぞよろしくお願いいたします。

さて今回は新年恒例の相場予想です。

昨年もそうでしたが、あれこれお伝えしようと思いますと、
どうしても長くなってしまいます、今回の構成は

1.2014年の世界経済予想
2.地域別予想
3.相場予想
4.2014年型ポートフォリオ

となっていますが、お急ぎの方は前半を読み飛ばして頂き、
3と4だけお読み頂いても結構です。

 

1.2014年の世界経済予想

はじめに2014年のテーマになりそうな、各国の金融政策
について少し予想してみたいと思います。

まずは米国の金融緩和縮小の行方についてです。

今年FOMCは8回開催される予定です。イエレンさんは米国の
雇用や物価をみながら徐々にQE縮小を進めてゆくことに
なるでしょう。

仮に毎回100億ドルずつ縮小してゆきますと、現在のQEペースが
毎月750億ドルですから、今年の末頃ようやく市場に供給される
ドル紙幣の蛇口が閉まることになるわけです。

もちろんその時々の状況をみながらの決定になりますので、
場合によってはこれより早まる可能性もありますし、
雇用や物価が弱ければ、逆に2015年にずれ込む可能性もあるでしょう。

ただ現在の米国経済の勢いをみますと、私は意外にQE縮小が早く進み、
今年の秋口あたりがQE停止完了の本命ではないかと思います。

ただし蛇口がしまったあとも過去最大のドル紙幣過多状態は続きます、
FRBは保有する米国債や住宅担保証券の償還により、徐々にドル紙幣を
市場から回収することになるわけですが、上記のように仮に2014年9月
にQEを完全に停止できたとしても、その後数年にわたり、あいかわらず
世界に過剰なドル紙幣が滞留する状態が続くといってよいでしょう。

次に我が国です。

2013年4月実施の金融政策決定会合で、日銀は2年をめどに
インフレ率2%の達成を打ち出しましたが、
現状その速度は、わずかながら想定を下回っているように思います。

また今年4月には消費税の引き上げがあり、一時的に経済が
落ち込む可能性が高そうです。このような点を踏まえ、
日銀が動くとすれば消費税の引き上げ直後、すなわち5月では
ないでしょうか。

処方箋は流動性供給の拡大です。

現在毎月7兆円の国債購入を実施していますが、その額を引き上げ
9〜10兆円程度にするかもしれません。またETF購入枠の拡大や、
外債の購入も選択肢になる可能性があります。

続いて欧州です。

あいかわらずギリシャ国債の償還は綱渡り状態が続いていますが、
南欧全体でみると各国の財政状態は改善の方向にあります、
以下は各国の基礎的財政収支の改善状況です。

・ギリシャ(2009年▲10.7%)⇒(2013年+0.2%)
・アイルランド(2009年▲12.4%)⇒(2013年▲3.4%)
・イタリア(2009年▲1.1%)⇒(2013年+2.1%)
・ポルトガル(2009年▲7.5%)⇒(2013年▲2.0%)
・スペイン(2009年▲9.8%)⇒(2013年▲4.0%)

(日本経済新聞2013年11月10日記事より引用)

スペイン、アイルランドなど基礎的財政収支が依然マイナスの国も
ありますが、上記のようにリーマンショック直後に比べると、
ずいぶん改善してきました。

デフレ懸念や民間金融機関の不良債権問題など、欧州全体でみれば
いくつかの懸念事項もありますが、少なくともこの地域の債務問題が、
世界経済を大きく揺るがすことは無いでしょう。

ただこれ以上デフレが続くようなことがあれば、日米同様に欧州も
量的緩和策の導入に追い込まれるかもしれません。欧州が世界経済に
大きな影響を与えるとすれば、むしろこの点ではないでしょうか。

以上各地域の金融政策について考えてみました。まとめますと。

・米国は年内QEを完全に停止すると思われるが、いぜん市場には
ドル紙幣が大量に滞留する状態が続く。

・日本は逆に金融緩和を強化する可能性が高い。

・欧州の金融不安は収束するが、デフレ懸念から流動性供給策を導入
する可能性がある。

つまり2014年もあいかわらずマネー過多の状態が続くといってよいでしょう。

ではこのような傾向は世界経済にどのような影響を及ぼすのでしょうか。
地域別に考えてみたいと思います。

2.地域別予想

 

□米国経済

米国のQE縮小と経済の回復はコインの裏表です、
私の今回の予想はQE早期停止の前提に立っていますので、
米国経済は比較的力強く回復することを想定しているわけです。

現在米国の潜在成長率は2%台半ばと言われていますが、
QE効果が持続しますので、それをやや上回るペースで成長するでしょう。

株価を占う重要な要素は企業業績ですが、来年も2013年程度の拡大、
すなわち5%程度の増益を期待してよいのではないでしょうか。

□日本経済

確かに4月の消費税引き上げは気になりますが、現在の状況は1997年当時
とは違います。前回は消費税の引き上げの翌年、1998年にマイナス成長に
陥りましたので、いまだに消費税トラウマがある人も多いようですね。

が、よく考えてみれば1997年の後半に、三洋証券、北拓、山一と金融機関の
連鎖倒産がありました。消費税の引き上げが、この連鎖倒産を起こしたとは
とても考えられず、つまりたまたま消費税引き上げ直後に連鎖倒産が起きたと
考えておくべきでしょう。

ですから消費税引き上げの翌年、すなわち1998年のマイナス成長は、
消費税の影響とはいえないと思います。

さらに今回は当時と比べ状況が違います。現在は当時と違って
金融機関の業績は好調ですし、一般の企業もV字回復の過程にあります。

賃金はまだあがっていませんが、インフレ期待から消費は
改善傾向にあります。もちろん四半期ベースでみれば4-6月はかなり
大きなマイナスが予想されますが、年間を通してみた場合、
まずまずの成長とみておくべきではないでしょうか。

□欧州経済

さきほどお話ししましたように、欧州の債務不安はほぼ終息しました。
2014年末に予定される銀行監督一元化に先立って、ストレステストが
行われる予定で、確かにそこはビックリ箱かもしれません。

が、既にそれなりのセーフティ・ネットは用意されていますので、
テストの結果、仮に2,3の大手銀行で不良債権問題が顕在化したとしても、
欧州ローカルの問題として対応可能ではないかと思います。

むしろ問題は依然続くドイツの独り勝ちと、それと表裏一体で
進行しつつある欧州全体のデフレではないでしょうか。

この問題はユーロ圏内では深刻な問題であり続けますが、仮にユーロ圏
を一国としてみた場合、世界経済にさほど影響を及ぼすとは思えません。

たとえギリシャ地方やイタリア地方に元気がなくても、ドイツ地方の好調
によってユーロ国がプラスであれば、世界はOKといったところでしょう。

ユーロ圏全体で見れば今年は3年ぶりのプラス成長になりそうです。

ただしその水準は水面すれすれですが・・・

□中国とその他新興国

私が今年一番注目しているのは、新興国経済です。

2012年後半から2013年にかけ、新興国経済の成長はやや鈍化しました。
さらに2013年はQE縮小観測も重なって、新興国の株や通貨などが年半ばに
大きく売られてしまいました。

2014年の新興国経済はどうなのでしょうか?

上記で日米欧の経済について少し考えましたが、要約すると
概ね以下の通りだと思います。

・米国はプラスのサイクルが明確になり、経済成長が加速。
・日本は円高修正効果と金融緩和効果によって成長維持、
4-6月期は一時的に落ち込むが、消費税引き上げ以降成長加速。
・欧州は勢いはないが、ようやくプラス圏に回復。

2011年後半から2013年までブレーキだった欧州のプラス回帰は、
世界経済にとって良い兆候だと思います、特に同地域への輸出依存度が
高い中国にとって朗報ではないでしょうか、もちろん日米の成長性が
高まることによる新興国経済への好影響も大きいと思います。

中国は社会的歪(ひずみ)の拡大への配慮から、ここ10年以上続いた
高成長路線から転換を余儀なくされましたが、それでも当局の目論見通り
7%台の、同国としては比較的安定した成長へのソフトランディングに
成功しつつあります。少なくとも今年いっぱいに限定した場合、
同国発の危機は起きないでしょう。その先は知りませんが・・・

このように日米欧に加え中国が、まずまずの成長路線に乗っかるなか、
新興諸国の経済だけが、このまま来年も逆を向いて進むことが
ありえるのでしょうか?

私はその可能性は極めて低いと思います。

確かに昨年はQE縮小を懸念したマネーの流出によって、新興国資産
が売られましたが、それも多分に心理的要素が大きかったのではない
でしょうか。

「一時的に新興国から出てはみたものの、冷静に見れば経済に
回復傾向がみられ、また世界を見渡せば、あいかわらず十分なマネーが
市場に滞留している・・・、さらに先進国資産は昨年の上昇で、
やや割高感がある」

いずれこのような見方が台頭してくるような気がしています。

 

3.相場予想

□株式

今年は先進国株に対する新興国株のキャッチアップ
を期待したいと思います。

相場の転換は実体経済、極論すればGDP成長率や企業業績の
改善傾向がきっかけになると思います。1-3四半期はまだ明確に
出てこないかもしれませんが、4-6月あたりにその傾向がみられる
のではないでしょうか。

ここのところ経常赤字が大きいインドネシア、政情不安のタイなど随分
売られていますが、資金に余裕のある方は、逆バリが面白そうです。

安全策を取られるなら、これら諸国を含めたASEAN株投信でも
十分だと思います。

国別に見れば自由貿易協定やTPP効果を受けやすいメキシコにも
注目しています、同国は米国への輸出依存度が高いという点でも
安心感があります。

先進国株のなかではまず日本株に注目しています。理由は以下2点です。

日米金利差の拡大が予想されることから、さらに円安が進む
可能性が高いと思います。

私は以前から円ドルの適正レートは1ドル=105円±10円と申し上げて
きましたが、今年は一時的にこのレンジの上限近辺まで円安が進む
場面があるでしょう。

これは日本の輸出型企業にとってはもちろん増益要因です。

二つ目は円高が修正されてからの日の浅さです。
昨年のいまごろは1ドル=80円台でした。そこから急速に円高が
修正されつつ現在に至っているわけですが、円安が時差なしで
企業業績に反映され尽くすわけではありません。

企業というものは研究開発投資を行い、人材を育て、設備投資
を行うことによって収益を拡大するわけです。

このような活動は即時的に収益に反映されるわけではなく、
どれをとっても数ヶ月から数年という期間を要します。

もちろん円安による価格競争力の向上といった即自的効果
もありますが、このように一定の時間の経過とともに現れる効果
もあるわけです。

円高修正によって資金に余裕がでた企業が、ようやく長期的視点
に立って経営を行える環境になりつつあるのではないでしょうか。

以上2点、私が2014年度(2015年3月期)の日本企業の増益を
期待する理由です。

2014年3月期のEPS(一株当たり利益)は990円前後と予想されますが、
仮に2015年3月期が15%増益となれば、同期のEPSは1140円です。
PER(一株当たり利益)が16倍を維持できれば、日経平均18,200円程度
あっても不思議ではありません。

ただ2014年後半はちょっと注意しておいたほうがいいかもしれません、
市場はその先をみますので・・・市場の先読みは往々にしてPER下落
という形で相場に反映されるものです。

これに対して米国株にはあまり大きな期待はもっていません、
日本企業と違って、すでに業績拡大の期間は長く、ここから先の
増益の余地は限られているのではないでしょうか。

一番ありそうなシナリオは、5%程度と今年と同程度の増益。

この場合PERが現状を維持しても株価は同程度の上昇にとどまります、
逆に現在のPER17倍が高すぎると考え、下落に転じる可能性もあるでしょう。
新規に米国株をお買いになるなら、インフラETFのような分配型ETFのほうが
無難ではないでしょうか。

欧州株は面白いと思います。

ドイツ株は既に史上最高値圏ですが、ドイツ経済もまた
未踏の領域に入りつつあるように思います。

産業はそのままで、通貨だけは南欧が足を引っ張って、
幸運にも不相応に安く維持されているわけです。

ドイツは共通通貨の最大の受益者で、いってみれば日本企業や
米国企業に対し、大きなハンデをもらって戦っているようなものです。

購入するなら欧州全体ではなくではなく、共通通貨の受益者である
ドイツ・オランダや北欧諸国に絞ったほうがいいでしょう。

□コモディティ

さきほどお話ししたように、ことしは欧州経済が久々に水面上に
浮上しそうです。まずはプラチナの上昇に期待したいところです、
貴金属仲間ではやはりパラジウムを推奨します。

北米、日本、中国、その他新興国の経済はまずまずで、
自動車生産台数も今年は史上最高を更新しそうです。

一方で金にはあまり期待はしていません、すでに織り込み済み
ではありますが、米国のQE縮小が進むなか、短期の金への投資には
少し腰が引けてしまいます。

ただ長期投資目的の現物投資であれば、これはまたとない
機会になるでしょう。

年間を通して1オンス=1200ドル近辺で、徐々に現物を増やしてゆく
というスタンスが、長期的に報われるのではないでしょうか。

銀を買うのでしたら短期と割り切ってください。
現在の相場は1オンス=20ドル前後で、なんだか膠で固めたような
相場になっています、相場に蓄積されたエネルギーは、
この膠着期間中に徐々に高まってきているように思います。

どっちを向いて離れるか・・・予想は難しいところですが、
仮に下抜けするようなことがあれば、絶好の逆張りチャンス
ではないでしょうか。私は1オンス=18ドルを意識したいと思います。

昨年は好天に恵まれ史上最高の豊作となり、
夏場以降トウモロコシや大豆など随分下落しました。

新規のカイも面白いでしょう、穀物は景気との連動性が低く、
資産の分散効果もありますので。

非鉄金属、すなわち銅、アルミ、亜鉛について私はやや強気です。
中国が7%台半ばで踏みとどまり、米国もまずまずというとであれば、
必然的にこの2大消費地の消費は増えるでしょう。

ここ数ヶ月すでにその兆候は見られますが、この傾向が来年はさらに
顕著になると期待しています。

□不動産

東京の不動産は昨年少し上昇しました。

シンガポールや香港、上海などアジアの競合都市と比べた割安感から
アジア人が買いはじめたようですね。なにしろここ20年近く東京の
不動産は横ばいを続け、一方で上記諸都市の相場はこの間
ずいぶん上昇しましたので。

さらに昨年進んだ円高修正により、東京の不動産の割安感は
高まっているようです。

キャピタル・ゲインが狙えるとまでは申しませんが、
資産価値の下落をさほど気にせず、長期的な家賃収入を得るという
考え方はもっていいと思います。

あるいは過剰に印刷されるマネーに対する、アンカーの役割を
期待しての買いも有効でしょう。

他の地域では米国の不動産に、まだわずかにチャンスが残って
いると思います。

2012年3月から米国の不動産価格はすでに上昇に転じました、
現在の水準は当時から約20%の上昇で、これは2006年最高値と
2012年安値のちょうど中間地点です。

今年一杯をみれば、おそらく上昇し続けるのではないでしょうか。

 

4.2014年型ポートフォリオ

以上を踏まえ、最後に今年の推奨ポートフォリオについて、
まとめさせて頂きます。

毎年申し上げていますように、これは一つのサンプルで、
実際にはお一人お一人の経済状況やライフプランに
よって異なります、あくまで一つの考え方として
ご理解ください

□2014年型ポートフォリオ

・先進国株(10%)

1.日本株ETF
2.欧州株(ドイツや北欧株)ETF
3.インフラ投資型ETF

・新興国株(20%)

1.ASEAN株ファンド
2.メキシコ株ETF
3.インドネシア株ETF

・コモディティ関連資産(20%)

1.パラジウムETF
2.プラチナETF
3.穀物ETF

・債券(0%)

・不動産系資産(25%)

1.日本不動産現物
2.日本REIT
3.米国不動産現物

・オルタナティブ(25%)

1.マネージド・フューチャーズ
2.収集用コイン(ベトナム、イギリス、中南米)

全体的に今年は株やコモディティなど、サイクル性資産
のウエイトを10%下げ50%といたしました。

内訳は株式が30%、コモディティが20%です。

これに対し非サイクル資産(現物系資産およびオルタナティブ)
を10%引き上げ50%といたしました。

今回はサイクル性資産と、非サイクル資産をちょうど
半分ずつです。今年1年というスパンで私は、
このマネー過剰状態に大きなリスクを感じているわけ
ではありませんが・・・少しだけそこを意識して
現物系資産を10%増やしました。

株の内訳は先進国株が10%に対して、新興国株が20%です。
昨年は先進国株が大変良い成績を残す一方、新興国株は
さえない動きでした。今年は前記のように、どこかで
新興国株のキャッチアップがあると考えております。

地域としてはあいかわらず高い成長性が期待できるASEAN、
対米依存度の高さ等に期待したメキシコ、さらには逆バリで
インドネシアを挙げさせて頂きました。

先進国株では昨年ほどの期待は持てないものの、日本株、
あとは欧州株です。米国株にはあまり期待していませんが、
米国株をお買いになるなら、配当期待でインフラ型ETFが
いいでしょう、いまでも年率6.5%程度の配当が期待できます。

欧州株は共通通貨の受益地域であるドイツ・オランダと
北欧諸国です。

コモディティは昨年に続きパラジウムとプラチナです。
昨年の豊作から相場急落した穀物もいいでしょう、
ここから下げてもキズは浅いですし、今夏の受粉シーズン
に天候が荒れますと、投資は成功するでしょう。

債券は昨年に続きあえてゼロです。

特に先進国の国債は避けたほうが無難でしょう、
米国はQE縮小から中長期債は売られる可能性が高く、
日欧もすでに国債バブル的状態です。

不動産は過剰マネー状態に対するアンカーとして期待
しています。今回はそのリスクがやや高まったと考えて、
例年から5%高めて25%としました、国際的にみた割安感から
国内主要都市、とくに東京の不動産。

価格変動リスクは高いですが、短期的収益を求められる
ならJ-REITも選択肢でしょう。今年いっぱいで買いの
完了されるなら、米国不動産もいいでしょう。

最後にオルタナティブです、便宜上ここに
クラッシック・コインをいれていますが、
他に分類しようがなかったためです。

昨年もクラシック・コインはよい投資でした、
ブラジルやベトナムなどのコイン本体の価格が上昇しましたし、
円高修正から円換算額がさらに上昇しました。

コインは地域を変えながら循環的に上昇しているように思います。
今年一年どこがよいかという予想は難しいですが、
やはり基本は経済成長(あるいは回復)が進みそうな国
ということになるでしょう。

新興国の場合は、その変化率も高く、場合によっては
数年まえの中国やロシアのように暴騰することもあります、
今年はコレクターの多いイギリス、経済成長著しい
ASEAN諸国のコインに注目しています。

ヘッジファンド、特にマネージド・フューチャーズは、
昨年9月以降順調に成績を伸ばしてきました。いくつかの
理由が考えられますが、その一つは欧州の債務不安が収束し、
相場の短期振動がようやく終息しつつある点ではないかと思います。

昨年後半から続く、この比較的穏やかな相場が続けば、
マネージド・フューチャーズは当面まずまずの成績をあげる
ことができるでしょう、今年はそこに期待して5%引き上げて
25%です。

以上です。

今年もまた随分長くなってしまいました、
ほとんどの方は途中で読むのをやめてしまったかもしれませんが、
最後までお読み頂いた方、どうもありがとうございました。

ただ中身は凝縮されていますし、
毎年この予想は結構高い精度で予想できています、
皆様の投資のヒントとしてお役にたてれば幸いです。

ご参考までに昨年の年初に配信させていただいた
メルマガは以下です、昨年も(手前みそながら)高い精度で
予想できたと思います。新興国株は想定外でしたが、
他はよく予想できたと思います。

2013年型ポートフォリオを考える(2013年1月10日配信)

最後になりましたが、今年一年の皆様の投資の成功を心より
お祈りしております。

 

上記内容を踏まえたセミナーを1/16(木)以下4回
予定しております、今年の相場見通しにつき、私から
直接皆さんにお伝えしたいと思います、ご希望のかたは
以下をご参照のうえお申し込みください。

 

では今年もよろしくお願いいたします。

(2014年1月8日)




 




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