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なぜ僕は実物資産に投資するのか

みなさんこんにちは。

なぜ自分は不動産やコイン、貴金属など実物資産に
投資するのだろう・・・

ときどき僕はこんなことを考えます。

一時のことなら、たまたま興味をもっただけとも
言えるのでしょうが、むかしから僕は筋金入りの現物資産派です。

かといって株や現預金が嫌いなわけでもありません。

ペーパーアセットの中では、債券や貯蓄型の生命保険は好みませんが、
預金があればそれなりに安心できますし、個別株への投資も
かれこれ40年ほど続けており、それなりの成果を挙げてきたつもりです。

それでも気持ちの中では少し距離を置いてしまうのです。

これに対して実物資産には思い入れがあります。

なにより、投資対象と自分がシンプルにつながっているところが
いいですね。

その点では極めて原始的な投資の形態なのかもしれませんが、
逆にそこがいいのです。

たとえば実物資産と自分の間には何もはさまっていません、
物理的に貸金庫に入っていたとしても、実物資産と自分は
常に一対一の関係にあるのです。

これに対し株はどうでしょう。

確かに私たちは株式を通して会社の一部を所有することができますが、
実際にその会社を経営し運営しているのは経営者であり社員たちです。

経営者や社員、取引先に他の株主・・・

会社はこのような複雑に入り組んだ環境の中で運営されており、
投資家である私たちは直接的、間接的な影響を受けざるを得ません。

では現金や預金はどうでしょう。

確かに私たちは現預金を直接持っているのですが、
果たして真の意味で現預金を持っているといえるでしょうか。

実際には貨幣の発行体である中央銀行と政府のさじ加減一つで
貨幣の価値は軽くなったり、逆に重くなったりもします、その点において、
直接私たちが現預金を持っているというのは幻想にすぎません。

つまり財布の片側はいつも政府と日銀に持たれていて、
その価値をいかようにも誘導することができるのです。

これに対し実物資産は違います。

もちろんその時々の経済の状況によって価値が変動するという点では、
ペーパーアセットと同じですが、実物資産はだれの所有物でもなく、
唯一その所有者である私たちだけのものです。

言い換えれば私たちと実物資産はシンプルに一対一で結ばれており、
株や債券、現預金のように、他の関係者に振り回されるということが
ありません。

特に最近は、世界中に政府の緩和マネーがあふれかえり、
一枚当たりの紙幣の価値は急速に薄まりつつあります、
一方で大量に印刷されたマネーは株や債券市場に流れ込み、
その規模はかつてないほどに膨張してしまいました。

果たしてこの状態は維持可能なのでしょうか、
バブルではないのでしょうか・・・

特に富裕層の方ほど、この危機感をお持ちのようで、
今後は僕のような実物資産派が増えてくるに違いありません。

 

では今回はこのへんで。

(2019年3月13日)




 




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