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6G時代の私たちの生活は

みなさんこんにちは。

ここのところ通信の新規格、5Gがよく話題にのぼります。

新聞で5Gの文字を目にしない日はありませんし、
そろそろ5Gが株式投資の材料になり始めました。

数か月もすれば、きっと「5G関連ファンド」みたいな
投信もアチコチの運用会社から出てくるに違いありません。

当然だと思います。

通信速度が速くなることによって、高精細な画像、
たとえば4Kや8Kによる美しい画像や正確な画像を、
遅延なく遠くまで送ることができます。

その結果、遠隔地にいても臨場感のあるスポーツを観たり、
例えば離島やへき地にいる患者の手術ができるようになったりもします。

いま起きているのは現行の4G規格から5Gへの移行ですが、
おそらく私たち人間が生きている限り、この高速化の追及は
止まることないでしょう。

そして6G、7G、8G・・・といったように、
延々と続くに違いありません。

通信の高速化と並んで進むのが記憶媒体の大容量化です。

人間は通信回線や放送を経由して送受信した情報を、
ただ垂れ流しにするわけではなく、それを記録する
装置を必要とします。

なぜなら人間の脳の記憶容量には限界があるからです。

ですから通信速度の高速化、大容量化に伴って、
求められる記憶装置や記憶媒体の大容量化も、
同じピッチで進んでゆくことでしょう。

思い起こせば僕が社会人になりたてのころ、PCの記憶媒体は、
レコード盤ほどもあるフロッピーディスクでした、
確か記憶容量は256KBだったと思います。

それが今ではどうでしょう。

フロッピーディスクの何万倍の容量を持つUSBメモリーの
大きさは、小指の先ほどしかありません。

今後、6G、7G、8Gというように通信速度は速くなれば、
それにともなってメモリーの記憶容量もまた、
何万倍にも増えてゆくに違いありません。

つまり「通信の高速化」と「記憶媒体の大容量化」は、
対(つい)になって進行するということです。

遠い未来のことを予想するのは難しいですが、
例えば5Gの次の世代、「6G時代」の私たちの生活は、
いったいどうなっているのでしょう。

例えばブルーレイのようなディスク状の記憶媒体は、
もうなくなっていて、みなコメ粒ほどのメモリに置き換わって
いるのではないでしょうか。

もしかしたらそのメモリですら、
手元に置く必要がなくなっているかもしれません。

通信回線を介して、クラウド上の映像や音声データにアクセスできるなら、
メモリを手元に置いておく必要なないはずです。

例えば壁に貼られた有機ELテレビとリモコンさえあれば、
いつでも好きな番組を視ることができるようになっているでしょう。

野球の観戦も随分と変わっているかもしれません。

6G回線を使えば、高精細な立体映像を家庭に送ることが
できますし、しかも同じシーンを何台かのカメラで同時に撮影し、
複数のアングル映像を家庭に送ることができるはずです。

映像だけでなく、きっと音声も立体化されているでしょう。

ただでさえテレビ観戦で十分と考える人が多いですが、
6G時代にはその傾向がより強くなるのではないでしょうか。

人と人のコミュニケーションのあり方も随分と
変わるかもしれません。

今でもテレビ会議システムやスカイプを使えば、
遠隔地にいる人同士が、お互いの顔を見ながら会議や
会話ができますが、それでも現状の通信環境では、
どうしても遅延が発生しますし映像や音声の品質もイマイチです。

6Gによって映像や音声の品質は格段に向上しますので、
私たちが一か所にあつまって仕事をする必然性は、
ほとんどなくなっているでしょう。

例えば東京のオフィスと北京のオフィスを
つなぎっぱなしにしておき、壁面全体に相手側映像を
映しておけばどうでしょう。

その場合あたかも一か所にいるように、
仕事を進めることができるはずです。

同じ理屈でサテライトオフィスや自宅での仕事が普通になり、
私たちは長い時間をかけて通勤する必要がなくなるに違いありません。

もしかしたら転勤もなくなっているかもしれません。

このように通信の高速化や、メモリーの大容量化は、
単なる技術の進歩にとどまらず、私たちの日々の生活を
大きく変えてしまう可能性があると思います。

 

では今回はこのへんで。

(2019年4月9日)




 




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