| ■正しい金融の知識は必ずおカネにかわる 
 みなさんこんにちは。 今日の日経新聞の「優しい経済学」に、「幸福感がもたらす効用」として、以下のような
 内容を含むコラムが掲載されていました。
 『高い幸福感は健康寿命にもプラスの効果をもつ』 『所得水準や安定した生活水準が健康長寿に影響することが、健康格差の先行研究から明らかにされて』いる
 『海外の先行研究から、年金給付の縮小は年金受給者の寿命に影響することが示されて』いる
 注)日経新聞2019年10月24日朝刊、「やさしい経済学」より抜粋、(同志社大学教授 佐々木一郎)
 つまり リタイアメント後に、年金を含む安定した収入を確保することによって人は幸福感を得ることができ、
 そのことによって健康寿命が延びる可能性がある。
 ということだと思います。 今の日本のリタイア層をみていると、確かにこの説には納得させられます。
 保有する資産額が多い人、企業年金や公的年金が厚く金銭的に余裕のある人、
 まとまった不動産をお持ちで家賃収入がある人、
 このような人は日々の生活に対する満足感も高く、健康的な老後をお送りになっている方が多いように感じます。
 一方で 手持ちの資産が乏しい人、受け取る年金額の少ない人、
 このような人は日々不安とストレスにさらされ、決して健康とは言えない生活をお送りの方が
 多いのではないでしょうか。
 もちろん幸福の尺度は人それぞれですが、金銭的な余裕と幸福感のあいだに、ある程度の相関性が
 あることは間違いないと思います。
 といっても国民年金はお国まかせです。 自分の努力で受給額を増やすことは(ほぼ)できませんが、いまなら積み立てNISAもありますしiDeCoもありす。
 これらの制度を利用すれば、老後受け取る年金を厚くすることも可能です。
 また若いうちから不動産を取得することにより、リタイアメント後の不労収入を確保することだってできるでしょう。
 もちろんこのように若いうちから計画的に、老後のキャッシュフロー確保にむけ努力することは大切です。
 でもそれ以上に大切なことがあります。 それは皆さんご自身が金融や経済、資産運用に関する知識を増やしてゆくことです。
 手持ちのお金は使ってしまえばなくなりますが、一度身に着いた知識は減ることはありません。
 しかも身に着いた知識は一生使えますし、時間をかければ知識は必ずおカネにかわります。
 つまり資産を増やす最短の道は、ご自分の知識、正しい知識を増やしてゆくこと
 ではないかと僕は思います。
 そいえば先日ある方からこんな電話をいただきました。 「先物投資で失敗してしまいました、このままでは老後の生活が破綻してしまいます、残ったお金で挽回したいのですが、
 確実にもうかる投資はないですか」
 聞いてみるとその方は60歳を超えていました、冷たいようですが僕は、その方に以下のようにお答えせざるを得ませんでした。
 「そんな短期で確実にもうかる投資を僕は知りません、ほかの方法を考えませんか」
 この方のように知識もなく儲けだけを得ようとするから失敗するのであって、いわば失敗は偶然ではなく必然です。
 そもそもおカネを増やす努力をせず、おカネだけを求めるのはムシが良すぎるというものではないでしょうか。
 実際に世の中には、このような人がたくさんいます。
 おカネを増やしたいならまず、おカネを増やすための手段、すなわち知識を身に着けるべきでは
 ないかと思います。
 そしてそのことが、リタイアメント後の金銭的な余裕につながるのではないでしょうか。
   では今回はこのへんで。 (2019年10月24日) 
 
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