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動かない社会エレベーター

みなさんこんにちは。

先日僕は初めて「社会エレベーター」という言葉を耳にしました。

「社会エレベーター」はOECDが提唱する概念で、
富裕層⇔中間層⇔貧困層という階層の間を、
登り降りする仕組みを指します。

たとえば、
いったん最下層に入ってしまうとなかなか中間層に戻れない状態を指して、
「社会エレベーターが機能していない」などと言うそうです。

今はやりの言葉、
親ガチャに通じる考えかもしれません。

OECDは最下層の家庭に生まれた子供が
平均的な収入を得られるようになるまで何世代かかるか推定していますが、
日本の推定値は4世代だそうです。

OECD加盟国の平均値は4.5世代ですから、
日本の「社会エレベーター」はまだ機能している方だとも言えますが、
それでも4世代というのはショッキングな数字です。

たとえば僕が貧乏になってしまうと、
子供たちはもちろん孫の代に至るまで貧乏から抜け出せないということです。

もしそうなったら子供がかわいそうですし、
まだ見ぬ孫にも申し訳がありません。

世の中は一寸先は闇です、
仕事に失敗して収入が途絶えることもあるでしょう。

でも万一そうなったとしても、
貧乏を子供や孫に相続するわけにはゆきません。

そうならないためには、
まずは子供にしっかりとした教養を身につけさせること、
教養や技術、技能はいったん身につけば、
それを元手に収入をえることができます。

そしてもう一つ大切なのは、
一時的に仕事からの収入が途絶えても別の収入の道を用意しておくこと、
言い換えればそれが資産運用です。

この2つさえしっかりとやっておけば、
少なくとも家族という単位では、
社会エレベーターを機能させることはできると思います。

 

では今回はこのへんで。

(2022年2月10日)




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