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四半期決算から株価のトレンドを予測する

みなさんこんにちは。

これから日本株は上がってゆくのか、
それとも下げのトレンドに入ってゆくのか・・・

人それぞれいろんな予測の方法があります。

移動平均線との乖離から予想するテクニカル分析が
得意な人もいますし、日本経済の動向から株価を予想する
「ファアンダメンタルズ」派の人もいます。

もちろん株価の予想は人それぞれで、
ご自分の信じる方法があっていいと思います。

今回は僕自身が使っている株価の流れを予想する方法について、
みなさんに紹介させていただきます。

といってもこの方法は、
個別企業の株価を予想するためのモノではありませんし、
具体的な相場のレンジを予想することもできません。

ただただ今後数ケ月の平均株価が上向きなのか、
それとも今がピークで下げに転じるのか、
株価の方向性を知る材料に過ぎません。

それでも僕自身はこの手法をよく使っています。

ニューマネーを持っているときには出動すべきか否か、
逆にフルに投資しているときには、持ち高をいつ減らすべきなのか、
そのような判断の材料にしています。

では早速その方法を紹介させていただきますが、
決して手間がかかるものではありません、
毎日の日本経済新聞にざっと目を通すだけです。

日本経済新聞の紙面では、日本の上場企業の四半期決算を
網羅していますが、その四半期決算の結果と株価の反応を
比べるのです。

しかも全社やっているときりがありませんので、
大所だけ数十社で充分です。

トヨタ、日立、三菱商事、富士通、日本郵船、東京エレクトロン・・・
など代表的な数社に加えあとは自分の持ち株くらいです。

例えば昨年の10-12月期の企業業績ですが、
各社の数字は事前の予想を上回る好決算が多かったにもかかわらず、
株は随分と売られました。

このような場面は要注意で、
多くの場合は下落トレンド入りの予兆です。

株価はすでに好決算をあらかた織り込み尽くしており、
好材料に素直に反応しません、逆に期待に届かない会社の
株はたたき売られました。

一社一社細かく見るのではなく、
大きな傾向をザックリみてください。

逆の場面もあります。

四半期決算で期待に届かない会社の株価が逆に買われることも
あります、しかも一社や二社でではなく、多くの会社で同様の
傾向がみられることがあるのです。

そのような場面では業績の悪化を織り込んでおり、
悪材料の出尽くしから平均株価は上昇局面に入ります。

皆さんも一度使ってみてください。

ちなみに直近の四半期(1-3月期)は明確な傾向が
でませんでしたが、どちらかといえば

・業績予想が期待に届かず⇒株価上昇

が優勢でした、
日本株が緩やかな上昇トレンドに入ることを示唆しています。

 

では今回はこのへんで。

(2022年2月26日)




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