トランプ関税にどう対処すべきか

みなさんこんにちは。

日本時間の今朝がた、
アメリカのトランプ大統領は相互関税について発表しました。

なかみは皆さんご存じだと思いますので、
ここで詳しく説明はしませんが、
日本や世界にとって想定以上に厳しいものでした。

マスコミやアナリストなどは、
いま今後の世界や日本に与える影響について、
さまざまな分析を行っているようです。

でもこの問題は一筋縄ではいかないと僕は思います。

関税をかけれらた側は報復的に関税をかけ返すのか、
結果として起きるアメリカ経済の落ち込みを、
トランプさんはどの程度まで我慢できるのか・・・

人間の心理の奥底を知るのは容易ではなく、
この点を正確に読むのは難しいと思います。

しかも、

世界経済は複雑に入り組んでいて、
物流(=サプライチェーン)を解きほぐすのは至難です。

さらに、

アメリカの対日関税が24%に上がったとして、
それがどんな時間軸で日本経済に影響を与えるのか。

どのような業種でどの程度の悪影響が出てくるのか。

これほど多くの品目に高い関税をかけられた経験がないだけに、
その影響もまた想定不能だと思います。

それだけに、
いまおきている株価の反応は当然だと思います。

日本株はいったいどこまで下がるのか・・・、

その点はすでに理屈を超え、
すでに「恐怖心と欲」の領域に入っていると思います。

ただし、
それは目先のお話です。

アメリカの相互関税によって影響が出たとしても、
EUやカナダがどんな報復関税をかけたとしても、
いずれ世界経済は、
それらを前提にした新しい生態系を築くでしょう。

そしてそのなかで生きる個別の会社は、
そのなかで生きる術(すべ)を見つけるはずです。

よく考えてみると、
そもそも、あちこちの国がどんな関税を掛けようとも、
その国の中で生きているのは私たち一人ひとり、
生身の人間です。

そしてその一人ひとりの人間の生活水準が落ちないならば、
その集合体である経済の規模も同様のはずです。

国による損得や、
会社によって有利不利があるでしょうが、
私たちは一つの国に資金を集めているわけではありませんし、
一つの会社だけに投資しているわけでもありません。

今回のトランプ関税の影響の見極めが進めば、
いずれ株価は本来の居場所に向かって動き始めるでしょう。

あともう一つ大切なのは資産の質的な分散です。

長い間株式投資をしていると、
何年かに一度必ずこんな出来事に見舞われます。

それを恐れていては株式投資はできません。

そんなとき冷静でいられるか否かは、
日頃おカネを適正に分散しているかどうかにかかっています。

逆にそれがしっかりとできていれば、
株の投げ売りをしなくてすみますし、
苦難を乗り越えて株式投資を続けることもできます。

御参考までに、
いま金(Gold)の価格は史上最高値圏にありますし、
アンテークコイン相場も同様です。

 

では今回はこのへんで。

(2025年4月3日)




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