日経平均が8700円だったころ

みなさんこんにちは。

僕はこの事務所を開業して以来、
21年間ずっと新聞の切り抜きをしています。

ヒマなときにパラパラ昔の記事を読むのですが、
そのたびに新しい発見があります。

先日もファイルめくっていて、こんな記事を見つけました。

・見出し
『日経平均一時8700円割れ、景気・財政懸念強く』

・内容の抜粋
『世界同時株安が進行している。9日の日経平均株価は9000円台の大台を
5か月ぶりに割り込み、アジア株相場も大幅安になった』

『連鎖的な株安を受けて安全資産への資金シフトが加速し、
円相場は一時1ドル=77円台前半に上昇』

『日米の長期金利が低下したほか、金先物は最高値を更新するなど、
世界の金融・商品市場に動揺が広がっている』

注1)2011年8月9日の日本経済新聞 夕刊記事より
注2)当時の金価格は1オンス=1800ドル前後、NYダウは12,000ドル前後でした

当時の相場と現在のそれを比べると、

・日経平均8,700円⇒現在は54,000円あたり
・NYダウ12,000ドル⇒おなじく49,000ドルあたり
・金価格1オンス=1800ドル⇒おなじく4,900ドルあたり
・1ドル=77円台⇒おなじく158円台あたり・・・

ですが、このように振り返ると、
この15年間で相場はびっくりするほど動いていることがわかります。

私たちはこのような変化から何を知るべきなのでしょうか?

一つ目は私たちみんなが持っている心理の傾向です。

すなわち、
たとえば私たちはみな一月、一週間、一日・・・こんな短期で起きる変化に敏感ですが、
上の事例のように長い期間をかけて動く変化には鈍感だという点です。

仮にですが、もし2011年時点で15年後を見据えた運用を心がけていたら、
私たちは資産規模をかなり増やせたことになります。

投資は常に短期的な上下動を伴いますし、
世の中はそんな短期目線の隣人であふれています。

これらのことから、周りの意見に振り回されることなく、
長期目線で投資することの大切さがよくわかります。

一朝一夕にできることではありませんが、
この15年で起きた現実をしっかりと見るべきだと思います。

うえの記事から私たちが知るべきことの二つ目は、
通貨の価値の薄まり、なかでも日本円の希薄化です。

この15年間の日本円の減価は、

・世界的にみられるマネーの供給過多と、
それによって起きる現物資産(金)の相対的な価値上昇

・なかでも日本経済の地盤沈下によって起きる円安

以上2つの複合要因によって起きていると言えるでしょう。

果たして過去15年でゆっくりと起きたこの現象が、
突然に逆回転を始めるのか否か。

いま私たちが考えるべきことは、
この点だと思います。

そして私たちが最後に向き合うべき現実は、
この15年間でおきた、世界的に進む株価の上昇です。

そもそも株というものは企業の価値そのものです、
人間が経済活動を続けるなら、
そしてその活動によって経済の規模が拡大し続けるなら、
必然的に株価は上がるはずです。

15年後に今日の新聞記事を読み返しても、
この考え方が正しかったとわかるはずです。

 

では今回はこのへんで。

(2026年1月23日)




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