■このインフレ時代に適応できるかどうか
みなさんこんにちは。
人の心が変わるには時間がかかるものだと思います。
日本のデフレは本当に長かったですね、
デフレを「継続的な物価の下落(もしくは停滞)」と定義するならば、
1999年に日本はデフレに入りました。
何度か「偽りの夜明け」がありましたが、
そのつど物価は水面下に沈み、
明確なデフレ解消に至るのは2022年です。
つまり20年以上もデフレ状態にあったと言えるでしょう、
おそらく近代に入ってこれほど長いデフレを経験した国はほかにないと思います。
そして2022年以降は一転してインフレで、
足元の物価上昇率は3%前後で推移しています。
デフレ時代が長かっただけに、
いまだ私たちの行動を支配しているのはデフレで、
これはもう「慣性の法則」と呼んでもいいでしょう。
たとえば住宅ローンです。
デフレ時代は金利が低く、またその時代が長かっただけに、
私たちの気持ちのなかに「金利は上がらないもの」という見方が定着しました。
その結果、20年、30年といった長期に及ぶ住宅ローンでも、
多くの人は固定金利ではなく変動金利を選びました。
足元で金利の上昇が進みつつありますが、
いまだに多くの人は変動金利を選んでいるようです。
いっぱいいっぱいローンを組んで、
なおかつ変動金利を選ぶ・・・、
不動産の価格が高騰するなかしかたない面はありますが、
よく考えるとこれはかなり危ない選択です。
ただでさえインフレで生活費が上がるなか、
月々の返済額が増える可能性はすごく高いと思います。
株式投資にも慣性の法則は観られます。
デフレ時代は「企業業績の低迷→株価の低迷」でした、
日経平均は1989年の高値をなかなか抜けず、
高値を更新するまでに35年後もかかりました。
新NISA導入にも関わらず、
日本人の多くはいまだ株式投資に消極的なようですが、
それは20年以上に及ぶデフレ(≒株価低迷)の産物ではないでしょうか。
その裏返しが銀行預金への資金偏在です。
足元の金利上昇によって銀行預金の利息は増えていますが、
それでも物価の上昇率には及びません。
その結果、
銀行にお金をおいても実質的な価値は減ってしまいます。
デフレが長かっただけ預金信仰が厚く、
それが足元のインフレ下でも続いているのでしょう。
僕自身も実際にスーパーやコンビニで買い物をすると、
ものの値段の高さに驚きますし、ふと「デフレ時代はよかったな」
などと思ってしまうこともあります。
でもよく考えてみればどうでしょう。
インフレ時代の今、基本的な考えさえ間違わなければ、
それを上回るおカネが私たちの懐にはいってくるはずです。
お給料も上がりますし、持ち株の価値も上がります。
本来はそのような好循環が生まれ生活は豊かになるはずですが、
それを妨げているのは私たちに染み付いたデフレマインドではないでしょうか。
うまくマインドを切り替えたひと、
おカネに対する向き合い方を変えたひと、
逆にいつまでもデフレ時代を引きずる人・・・、
その差はどんどん広がっていくでしょう、
言い方を変えれば貧富の差の拡大です。
では今回はこのへんで。
(2026年2月6日)
■このコラムが一週間早くお手元に届きます
当社代表の田中が週に一回お届けする無料メルマガ「一緒に歩もう! 小富豪への道」
は下記からご登録いただけます。
「T's資産運用コラム」と同じ内容を一週間早くご覧いただけます、是非ご登録ください。
『まぐまぐ!』から発行していますので、ご安心ください。
|