■日経平均が8700円だったころ
みなさんこんにちは。
僕は机の前にこんな新聞記事をピン止めしています。
『日経平均一時8700円割れ、景気・財政懸念強く』
2011年8月9日付の日本経済新聞の記事です、
この記事では世界株も紹介していますが、
それによるとNYダウは10,890ドル、Nasdaq指数は2,357です。
注)現在の値はNYダウが50,000ドル前後、Nasdaqは26,000ほどです
リーマン・ショックを知っている人は少なくなりましたが、
この記事が書かれた2011年は、リーマン・ショックからようやく世界経済が
立ち直りつつあった時期です。
日本に関して言えば、この直前(2011年の3月)に東日本大震災に見舞われ、
株の世界も暗雲が漂っていました。
振り返れば僕自身もそうでした。
当時から僕は日本株の個別銘柄を中心に投資していましたが、
リーマン・ショック直後の2009年からこの時期まで、
資産残高は底を這っていたのを覚えています。
それでもあの3年間、
僕は一度だって株式投資をやめようなんて思いませんでした。
まあ僕の性格もあると思いますが、
なにより株というものの将来を信じていたのです。
株式は会社の価値を証券化したもので、
会社というものが成長を続ける限り株価は上がり続けるはずです。
ここで言う会社は一つ一つの会社ではなく、
すべての会社をひとまとめにした集合です。
ではそのように考えた場合、
果たして会社というものは本当に成長し続けるのでしょうか。
僕は成長し続けると思っていましたし、
いまもこの考えは微動だにしていません。
会社を構成する一人一人の人間が経済的な成長を追求する限り、
その集合体である会社もまた成長せざるをえないはずです。
こんな風に書くとなにやら哲学めいていますが、
僕の株式投資の根底にはこのような考えがあります。
もう一点、日経平均株価が10,000円以下を底ばっているとき、
僕が株を持ち続けた理由は資産を分散していたからです。
リーマン・ショックで持ち株は半分以下になりましたが、
現物資産は値を崩しませんでした。
貴金属やコインに至ってはリーマン・ショック直後の2倍以上になっていましたし、
アンティーク・コインの中には数倍に値上がりした銘柄群もありました。
不動産はさして値を上げませんでしたが、
それでも相場が下がるということはなく、
しかも定期的な家賃収入を僕にもたらしてくれました。
このような分散から生じる精神的余裕によって、
株に対しても前向きに考えることができたのだと思います。
もし当時、現物資産への分散を実施していなければ、
全部とは言わないまでも株の何割かは売ってしまったと思います。
そしていま、
机の前にピン止めされた15年前の記事を見て思うのは
・長期的な株価上昇へ確信を持つこと
・資産の質的分散
の大切さです。
逆に多くの人のように株を手放していれば、
きっと今の僕ではない別な自分になっていたはずです。
何年も株式投資をやっていると、
規模は別にしてこのようなショックは何度もやってきます。
おそらく日経平均6万円台に浮かれる今も、
当たり前ですがその危険性のなかにあります。
それでも
・長期的な株価上昇へ確信を持つこと
・資産の質的分散
を実践している限り、
いずれ株式投資で成功することはできるはずです。
では今回はこのへんで。
(2026年5月13日)
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