インフレは成長の源泉

みなさんこんにちは。

僕はよく夕方テレビをみるのですが、
あいかわらず物価高をとりあげた番組をよく目にします。

大概はスーパーマーケットの店頭で来店者の声を伝える内容で、
「〇〇が値上がりしているので生活を切り詰めています」
「これから生活がどうなるか不安です」
といったやり取りが行われます。

たしかにこのような声は多くの国民感情を代弁していると思いますし、
実際に生活者の多くがインフレの悪影響を受けてるいのは間違いありません。

でもそれで終わってしまったなら、
物事の一面だけにスポットを当てた偏った報道です。

本当にインフレは好ましくないのか・・・、
私たちはこの点を疑ってかかるべきだと思います。

現実を振り返ればその逆で、
「30年デフレ」時代に私たち日本人の(相対的)貧困化は進みました。

実は私たちを苦しめてきたのはインフレではなく、
逆にデフレだったのではないでしょうか。

モノの値段が継続的に下がるデフレ環境では、
常に現ナマが安全かつ有利なおカネの置き場所でした。

逆に個人が家や高額なモノを買ったり、
企業が設備に投資したり、
研究開発におカネを使ったり、
従業員のお給料を増やしたり・・・、

こんな行動はリスクが高く、
避けるべき行動だと考えられてきました。

きっとデフレ環境では個人にしても、会社にしても、
投資によってさほど高い収益を上げることができなかったからでしょう。

もちろん収益率ゼロということはないのですが、
リスクに見合うリターンがとれたかというとNoでした。

結果的に30年間、個人は普通預金とタンス預金でやってきましたし、
企業はひたすらに現預金を貯め込み、
設備の購入や研究開発、給与の支払いを抑制し続けました。

その結果がスパイラル的な経済の収縮で、
私たち生活者の貧困化が進んでしまったのだと思います。

つまり問題はインフレではなくデフレのほうでした。

・・・まあ夕方からそんな小難しい話をしても面白くないですし、
視聴率がとれないのはよくわかります。

でも10回に1回でいいから、
この辺りを簡単に説明する番組があってもいいと思います、
なにしろテレビの効果は絶大です、かつてほどではありませんが。

つきつめれば私たち一人ひとりが意識を変えなければ、
それが政治に反映されなければ、
この国は成長を取り戻せないと僕は思います。

 

では今回はこのへんで。

(2026年6月25日)




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