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大切な若い芽を摘むな〜日本再生のために〜

みなさんこんにちは。

昔から考えていることがあります。

分かり易い例は明治維新です、
明治新政府は制度の設計や改革をどんどん行い、
わずか20年ほどで日本の基盤を造り上げました。

新政府が築いたこの国の制度はうまく機能し、
日本を経済大国に押し上げる土台になりました。

それにしても驚くのは明治政府の要人の年齢です。

明治元年時点で伊藤博文は27歳ですし、
木戸孝允は35歳、大久保利通は38歳です、
年かさだった西郷隆盛でも40歳にすぎません。

幕末の動乱期に亡くなった人たちはもっと若く、
元締めだった吉田松陰は29歳、惜しまれながら亡くなった
高杉晋作28歳、坂本龍馬31歳などです。

いまでも30歳代の政治家はいるにはいますが、
派閥の親玉やら選挙資金の配分、一年生議員がどうのこうの・・、
こんなしがらみの中で頭角を現すのは至難ですし、
現にいまの内閣を見渡すとその大半は還暦超えです。

歳をとるのは悪いことだとは思いませんが、
経験が改革の妨げになっているのは間違いなく、
そのことが社会全体の劣化を招いているとしか思えません。

経済界をみても似たり寄ったりで、
経団連や経済同友会なども、
もはや老人たちの仲良しクラブの趣です。

一部上場企業の経営者をみても似たり寄ったりです。

新進気鋭の若手経営者はいるにはいますが、
どちらかといえば異端児扱いで、
彼らがいまの日本経済を動かしているようにはみえません。

そもそも企業の本質はベンチャースピリットによる
成長にあるはずです、高齢化したサラリーマン社長がつくる社風に、
ベンチャースピリットは育ちません。

明治維新を振り返って気づくもう一つの特徴は、
ほんの小さな集団のなかから、
人材が群がるようにして現れるという不思議な現象です。

たとえば松下村塾という小さな私設の塾から、
久坂玄瑞、高杉晋作、吉田稔麿など「行動の巨人」が
でています、あの明治の元勲伊藤博文は、
塾の中では使い走りのようなことをしていたと聞きます。

もう一つのグループ、薩摩も同様で、
鍛冶屋町という下級武士が住む狭い区画から、
西郷隆盛、大久保利通が出ましたし、日露戦争の英雄
東郷平八郎や大山巌なども輩出しています。

たまたま一か所に、
しかも幕末といわれるほんの一時期に、
才能にあふれた若者が集まっていたのでしょうか・・、

僕にはそうは思えません。

伊藤博文や西郷、大久保のように才能にあふれた
人材はいつの時代でも、どの地域にも一定の割合いて、
たまたま生じた環境の変化によって、
彼らは若い時分から頭角を表したと考えるほう自然です。

逆にいえば、
明治維新を起こした才能は今でも私たちの身近にいるが、
大切なその才能の芽を私たちは摘み取ってしまっているのではないでしょうか。

だとすればこれは若者だけではなく、
日本という国にとっても大きな損失です。

経済的にも、
政治的にも、
いまの日本は袋小路に入ってしまったように、
あかるい未来を描けません。

まるで歴史に出てくる江戸時代の終わりのような
閉塞感があります。

政治の世界でも、
経済の世界でも、
高齢者がオープンな土俵の上で能力を競うのは悪いことだとは思いません。
が、カネや地位や権力をかさに着て、
若い芽を摘む行為はもうやめなければなりません。

以上自戒を込めて・・・

 

では今回はこのへんで。

(2022年11月10日)




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