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株の世界で勝つために

みなさんこんにちは。

株式投資にはいろんなやり方があると思います。

もっとも一般的なのは、
インデックスの積み立てではないでしょうか。

アメリカ株ならNYダウやS&P500、
日本株なら日経225、
そして世界株ならSMCI世界株インデックス、

こんな感じで、いくつかのインデックスを積み立てていけば、
長期的にきっといい成果を挙げることができるでしょう。

なかには日経225や世界恐慌後のNYダウのように、
過去最高値を更新するまで何年もかかる市場もありますが、
積み立て投資の場合、インデックスが最高値を奪回する前に
含み益状態になります。

でも中にはインデックス以上の高い成果を求めたり、
5年や10年といった、比較的短期で成果を挙げたいとお考えの人も
いるでしょう。

それも一つの投資に対する考え方で、
あながち間違っているとは思いません。

そもそも投資に対する考え方に正解などはなく、
大切なのは「その方のライフプランと整合的かどうか」
「その方の性格にあっているかどうか」だと思います。

そのような考えに立つならば、
例えば個別株に投資したうえで、たとえば5年から10年程度の
比較的短期で結果を出すという考えも僕はアリだと思います。

僕自身もそのような考えに立って、
もう40年以上も株式投資をやってきました。

でもこの方法には危険が伴います。

たとえば研究の結果、A社が将来大化けすると考え、
A社株を買ったとしましょう。

投資の世界に確実なんてものはありませんし、
最悪の場合、A社が倒産してしまうことだってあります。

倒産しないまでも自分の読みが外れ、
期待した新技術や新市場が全く立ち上がらないということも、
珍しいことではありません。

個別株投資に100発100中なんてないのです。

でももし投資した5社のうち、
3社の株価が5年で3倍になったとすればどうでしょう。

おそらく、このサイクルを20年も続けていけば、
皆さんの資産は驚くほど増えてゆくはずです、
インデックスの積立投資を超えて・・・。

ではどうすれば、私たちは個別株投資の収益率を、
高めてゆくことができるのでしょうか。

なにより個別株投資で重要なのは勝率です、
もちろん10勝0敗であればいうことはありませんが、
そんなことはあり得ません、僕の経験から申しあげれば、
5勝3敗2分け程度でも十分だと思います。

では「5勝5敗」をどのようにすれば、
「5勝3敗2分け」まで引き上げられるのか・・。

ここが個別株投資のキモの一つですが、
僕は「一にも二にも研究」だと思います。

銘柄に惚れこまず、
数期にもわたってA社の研究をすること。

まず決算内容の分析は必須です、
バランスシート、損益計算書など財務諸表、
あとA社商品の市場占有率や利益率、
その商品の将来性と経営者の資質などなど・・・

最低単位ほどで試しに買ってみるのもいいでしょう、
そのほうがより研究に熱が入ります。

そしてもう一つ重要なのは、
一つの業界に焦点をあて、
集中的かつ長期的に投資することだと思います。

僕自身の話でおこがましいですが、
一つの事例として挙げさせていただくと、
僕は半導体と電子部品に集中して投資しています、
もう何十年も。

たまに別の業種株を買うこともありますが、
いわばそれは寄り道で本流ではありません。

前職の経験を生かせるという利点もありますし、
なにより僕は先端技術が大好きなのです。

このように長年一つの業種に投資を続けた結果、
おかげさまで多少は半導体・電子部品業界に詳しくなりましたし、
一定以上の勝率を挙げることができるようになりました。

逆にもし僕が「何でもあり」で売買していたならば、
きっと今頃は残念な結果に終わっていたと思います。

人それぞれ今までの人生がありますし、
好きな分野や得意分野も違います。

百貨店にお勤めの人なら小売業界は人より詳しいはずですし、
銀行や証券会社の人なら金融株はよくわかるはずです。

そのような業界の知識をベースにして、
さらに個別の会社の研究を積み上げてゆけば、
個別株投資の長期的な勝率は、
5勝5敗を上回ることができると思います。

場合によっては「5勝3負2分け」程度までは
引き上げられるのではないでしょうか。

その結果、皆さんの長期的な投資効率は、
ずいぶんと高まるはずです。

 

では今回はこのへんで。

(2024年2月7日)




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